『クロッキー』 「不機嫌そうに座る」 私が告げる。 ユキは椅子に座り、机に頬杖をつく。 私はスケッチブックに鉛筆を走らせる。 頭、肩のライン、制服の背中、と順に描く。 「あと三分」 ユキが無表情につぶやく。 鉛筆の音だけが、放課後の教室に響く。 「…

kagamiさんに見られてる！ うひゃああ！ 恥ずかしいい！ 手元に推敲前の原稿が無いので、 最初がどんな形だったのか もう思い出せない……。 でもたしか400字にする際、 一番最初に考えたのは、 「ヒロインの名前」「主人公の一人称」 だった。 繰り返し出てく…