全てはいつか終わる。
 全て生きるものはいつか死ぬ。
 全て在るものはいつか消える。


 それを永遠とする事は出来ない。
 その行為を美しいとも思わない。


 死と破壊が全てを平等に包む。
 私たちが存在する世界はそうして成り立っている。


 永遠を求めるのではなく、
 瞬間を残す。
 そしてその物が消えた後、
 その痕跡がどこかにあればいい。
 そしてその影響を与えた何かが、
 またどこかに跡を残せばいい。


 私はどこからか繋がってきて、
 私はどこかに次を繋げる。
 いつか終わる世界を、
 そうして繋げていく。


 今日も
 どこかのだれかへ。