『愛の言葉』 図書館の入り口から一番遠いベンチ。 その子はいつも、そこにいた。 折り目正しい白いブラウスに、背筋の伸びた姿勢。 蛍光灯の明かりの下、膝に大きな本を乗せ、ページをめくっていく。 「ああ、いつもいる子でしょ? ちょっと変わってるよね…
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