『ズル休み』 「うぅ、頭痛い……」 鼻をすんすん言わせながら、チトセがパジャマ姿で降りてきた。 顔を両手で挟んで、指先はこめかみ。 「どした?」 明るいダイニング。 私は朝食のお味噌汁を傾けながら、声を掛ける。 「風邪――、かも」 涙目で訴える。 頬を…
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